オンゲキでレート上げようと練習している中、曲を局所的に練習したいなと思うことありますよね。
ボタンが押せればいい擬似的なコントローラーだけでもあれば良いなと思うけど、
電子部品はよくわからないし、DIYもやったことないから諦めている方、多いのではないでしょうか。
この記事を読めば、誰でもコントローラーを作ることができます!
実は、なんの知識も持っていない私でも完成させることができた方法なんです。
目次
作成の流れ
作業の前に、作成の流れは大まかにでも把握しておくことが大事。
各工程の意味や、今行っている工程は全体のどの辺りなのかを確認しやすいためです。
作業の流れは以下のとおり。
- 作成に必要な資材の調達
- 土台作成
- 天板作成
- ボタンのバネ交換
- 仮組み
- マイクロスイッチの取り付け
- 天板固定
- ボタンの取り付け
- 完成
各工程の詳細
①作成に必要な資材の調達
はじめに作成に必要となる資材を調達します。
材料一覧は以下のとおり。
- ワンバイ材(1×4材):x1
- MDF板(2.5mm):x1
- ボタン:x6
- バネ:x6
- マイクロスイッチ:x6
工具類一覧は以下のとおり。
木材の加工とネジ穴開け用途であるため、これらに該当する道具を持っている場合は適宜省略してください。
- 電動ドライバー
- 2mm ドリル
- ネジ
- 六角ジョイントのヤスリ(60番・120番)
- 六角ジョイントの小型丸ノコ
①-1. ワンバイ材(1×4材)
今回作成するコントローラーは、ボタンを埋め込む天板と、それを支える土台に分かれています。
土台に使用する木材は ワンバイ材(1×4材) を使用します。
サイズを見つけたらどれでもいいわけではなく、木材はそれぞれ差があるので、
以下のことに気をつけて選びましょう。
- 反っていないこと
- 節目が多くないこと
カットする寸法はこちら。
木材のカットは、ホームセンターだと有料のカットサービスを実施しているところが多いです。
自分でやると切り口が汚くなったり、端材の処理も面倒になりますよね。
お店の場合だと端材も処理してくれますし、きれいにカットしてくれるため利用するのをオススメします!
①-2. MDF板
ボタンを埋め込む天板用となります。
天板の切り出しはお店でやってもらえますが、穴のくり抜きはやってくれないため、自分で加工しやすい MDF板 を使用します。
天板のサイズは以下のとおりとなるので、収まるサイズのものを購入し、土台木材と一緒にカットしてもらいます。
①-3. ボタン
純正品のボタンは以下です。
これを6つ買うだけで他のパーツは不要になりますが、値段が非常に高くついてしまいます。
ですが、これを模したボタンがAliExpressでは1個\236で手に入ります。
後続で紹介するバネとマイクロスイッチを追加で買う必要はありますが、それでも純正品で揃えるより安価に組み上げられますのでオススメです。
①-4. バネ
AliExpressのボタンに付属しているバネは純正品に付属しているものより重いです。
このため純正品と同様の40gのバネが必要となります。
①-5. マイクロスイッチ
配線するわけではないので必要ないかと思われがちですが、マイクロスイッチはボタンを押した際のクリック感も担っていて、これがないとスカスカなボタンになってしまう。
AliExpressのボタンに付属しているマイクロスイッチも、純正品に付属しているものより重いです。
このため純正品と同様の100gのマイクロスイッチが必要となります。
オムロン製マイクロスイッチ[押圧100g] 【MS-O-3】薄型ボタン60φ以下標準品
①-6. 電動ドライバー&3.0mmドリル
コントローラーの将来の拡張性を考えて釘ではなくネジ止めを選択しています。
ネジ切りを持っている場合は手動でも可能ですが、ヤスリがけや天板のくり抜きにも電動ドライバーが応用できますためオススメです。
ホームズではドリルとセットで売られていました。
①-7. ネジ
3.8mm x 50mmのネジを使用します。
①-8. 六角ジョイントのヤスリ(60番・120番)
ヤスリはなくても完成しますが、手触りが優しくなるのでオススメします。
縁と角のみでもかなり快適になります。
電動ドライバーに差し込める以下のような六角タイプだと楽です。
①-9. 六角ジョイントの小型丸ノコ
天板のくり抜きに使用します。
カッターでもできなくはないですが、非常に体力を使うため電動ドライバーの力を借りることをオススメします。
ホームセンターでは売られているところを見かけられなかったので通販での購入になるかと思います。
水平に回ってくれないですが、カッターで切るよりかは全然マシでした。
②土台作成
カットした木材は以下のように組み上げます。
②-1. ヤスリがけ
電動ドライバーにヤスリを装着し、すべての木材の角と縁をヤスリがけします。
荒いほうの60番からヤスリがけし、次に120番で再度ヤスリがけします。
②-2. ネジ穴あけ
電動ドライバーにドリルを装着し、ネジ穴を開けます。
一部品ずつではなく、
横辺と縦辺の木材をあわせた状態で穴を開けたほうがずれないです。
横辺8箇所、それに応じた縦辺も8箇所の穴を空けます。
②-3. ネジで固定
電動ドライバーにプラスドライバーを装着し、ネジで固定していきます。
焦らず少しずつ回してください。
8箇所全て固定すれば土台は完成です。
③天板作成
ボタン配置の寸法は以下。
③-1. 型作り
天板に鉛筆やシャーペンで型を書いていきます。
精密にできなくても大丈夫です。
ボタンは傘状になっていて引っかかり部分がありますし、
下からの固定もあるので、
ある程度ずれてもリカバリは全然できます。
③-2. 穴くり抜き
電動ドライバーに小型丸ノコを装着し、くり抜きます。
矢印の方向に回さないと機能しないので注意です。
④バネ交換
ボタンのバネを交換します。
④-1. ボタンの分解
ボタンの固定具を外し、白い部分を両側から内側に押し込むとボタンを分解できます。
(はじめは結構固いです)
↓
④-2. バネ交換
付属のバネを取り外し、40gのバネを取り付けます。
ボタンを組み立てる際は以下のように若干バネが変形しますが問題ないです。
そのままカチッと音がなるまではめ込みます。
最後に裏側からバネがはみ出ていないか確認します。
はみ出ている場合は、
指やピンセットなどで押し込んで直します。
⑤仮組み
ボタンを天板の穴にはめてみます。
上手くはまらない場合はヤスリや丸ノコで調整しましょう。
すべての穴にボタンがはまればOKです。
また、その状態のまま土台に載せてみて問題ないか確認します。
問題なければ一度すべてのボタンを取り外します。
⑥マイクロスイッチ組み立て
⑥-1. マイクロスイッチの組み立て
ボタンに付属してきた以下の部品に、購入したマイクロスイッチを組み込みます。
はじめに右下の穴にだけはめてから、
左上の穴をはめます。
⑦天板固定
土台に天板を固定します。
土台の組み立てと同じ要領でドリルで穴を開け、ネジで固定します。
⑧ボタンの取り付け
⑧-1. ボタンの取り付け
ボタンを天板に取り付けます。
⑧-2. マイクロスイッチをボタンに装着
マイクロスイッチをボタンに装着します。
ボタン側に突起があり、
マイクロスイッチ側に溝があるので、
鍵のようにまわすと装着できます。
↓
⑨完成
以上で完成です。
まとめ
コントローラー作成に必要な部品の一覧です。
- 資材
| 土台 | ワンバイ材(1×4材):x1 内訳) ・570mm:x2 ・80mm:x2 |
|---|---|
| 天板 | MDF板(2.5mm):x1
・910mm x 300mm |
| ボタン | AliExpressのボタン:x6 |
| バネ | 40g:x6 |
| マイクロスイッチ | 100g:x6 |
- 工具
| ドライバー | 電動ドライバー:x1 |
|---|---|
| ドリル | 3.0mm:x1 |
| ネジ | 3.8mm x 50mm:x12 |
| 電動用ヤスリ | 六角ジョイント 60番 :x1 六角ジョイント 120番 :x1 |
| 電動用丸ノコ | 六角ジョイント丸ノコ |
工具を0から集めた場合で総額\12,000でした。
ドリルやヤスリなど家にある方は\10,000切ることも可能です。
100クレ分になりますが、毎日ゲームセンターに行けるものではありません。
コントローラーがあれば毎日触れますし、局所練習や指の動かし方、左手を動くように……
などと家に居ながら様々な効果が得られます。
コントローラーを自作して自分の苦手を克服していきましょう!

